紙のラジオ

だから、読者よ、わたし自身がわたしの書物の内容なのだ。きみが、こんなにも取るに足らない、こんなにもむなしい主題のために時間を使うのは分別のない話ではないか。では、さようなら。

作業日誌:170613 - 私の倫理観、AFXのユーロラック

今日のBGM : Aphex Twin (Primavera Sound Porto, 10 Junho 2017)

www.youtube.com
 先週末にポルトガルでのフェスでやっと直近(と言っても三年前)のアルバムからの曲をプレイしたAphex Twin。PAPAT4という曲にエフェクトをかけているのかちょっと作り直したのか、シンセベースのラインの音色が少し変わっている。のに一分くらいでLorenzo Senniの曲に移っていく。淡白ですね。

作業日誌

 昨日の水彩画に手を入れる。作業中に思いついたことはあるしメモもあるんだけど、明日に書こうと思う。この日誌はあまり長くなるとよくないなと思っているので…といって日誌を削るのは本末転倒しているな。まあいいや。

最近の私の倫理観

 最近の私の倫理観について、だいたい「その時に属する社会に合わせなさい」になってきた。例を上げるとタトゥー(刺青)の捉え方として、日本にいる間は外国や未開の地の人の感覚や態度をわたしは採用しないということになります。これは本質的なものがどこにもないが故にそのときの周りに合わせる、ここにはない価値観を固辞するのは快適に暮らすのにあまり効果的でないという経験からきている態度です。

 ただ、知識や考え方としてはいろんなものを持つほうがいいのでいろいろと知るべきだとは思うのだけれど、それに囚われてもまずい。いま属してる社会というものを無視した知識や考え方というのは結果的に不具であるという感覚がある。その考えを持っている人を快適に幸福にしない考えというものは意味がない。

 ただこれは私にとってほとんどのことはどうでもいいことだからであって、どうでもいいことに対しては知識はあれどそれがぜったいに正しいものではないにせよその社会に合わせといてもべつにいい、どうでもいい。社会を信用しないが積極的な否定もしない。逆にそれでもなお、社会と自分は対立してもこれを守るのだという態度や考えがあればいくらそれが現在属している社会の価値観と反してもそれを貫けばいい。と思ってるんだけど、それほどたいしたものって私にはあまり無い。

 たとえば子どものてんかん発作をおさえるために(万人に効果があるといえないにせよ)カンナビノール、ようするに大麻に含まれる成分を摂取させたいという人が実際にいて、大麻成分の摂取は多くの土地では非合法なので大変な思いをしているというケースがあるらしい。このようなケースは社会よりも自分の子どものために動くべきだという考えを私は支持します。社会のルールというものはあくまでも大枠であって個人に最適化されているわけがない。その調整は各自で行う、行えるのは当然のことで、それが自由というもののあるべき姿だと思います。

参考)てんかん大麻──少年サムにもたらされた希望 ; WIRED.jp
http://wired.jp/special/2017/marijuana-of-hope/

 しかしながら、私は比較的この社会に興味がない…いや、私がわざわざ興味を持つ必要性がないくらい安定しているというべきかもしれない。個人主義者といっても個人として社会に干渉する、動かそうとする人がいますが(ホリエモンさんとか)私はどちらかというと隠遁者タイプ、モンテーニュ鴨長明タイプだと自覚しています。私は社会を変えようとするよりは自分や自分の環境を変える方がラクだと思っているし、他人がどうあるべきかなどあまり考えません(もちろん餓死や空爆で死んでしまう市民は無くすべきだと思いますが…)。なので、既にあるこの社会、地方自治体や行政からどのようなサービスをうけられるのかといったことを把握して、後は個人的にひっそり生きていこうと思っています。社会的におおきな影響や干渉があった方が活動としては最大化できるということは理解しているのですが、めんどくさいし…

 そして繰り返しになりますが、私は幸福なことにどうしても社会と反しないといけないような状況にないし、積極的にそうするような主義主張もあまり持ち合わせていない。そういえば乞われて市長?だか地方行政の役人の仕事をしていたモンテーニュの言葉に「私は仕事において必要ならば白いシャツを着るが、それは私の皮膚ではない」というものがありましたね。

Aphex Twinの使っていたユーロラック・モジュラー

http://www.factmag.com/2017/06/12/aphex-twin-eurorack-modular-synth-field-day/
 FACTの記事『Aphex TwinがFIELD DAYで使っていたユーロラック・モジュラーシンセ解説』を読んでいた。

https://www.modulargrid.net/e/racks/view/460652
 ここでも解説が見れる。@user18081971というのはAphex Twinsoundcloudで大量の未発表曲をアップロードする際に使った偽名。ところでAphex TwinことRichard David Jamesは1971年8月18日生まれ。

 ところで
www.youtube.com
 ポルトガルで9日に行われたフェスでのライブ前?後?にRichardがファンと交流している珍しい動画。で、45秒くらいでファンからの質問にRichardが「It's... Bleep Store」と答えてるんじゃないかと言われている。質問は何だ?といえばカウントダウンサイトについてでしょうね。微妙だが言われてみるとそう聴こえるか…空耳アワーレベルだな。