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アオサギの造形はよい、ペリカンもまあまあ、ただインコたち(王も)やワラワラの弛緩した造形の魅力のなさにはがっかりした。後半はのっぺりした無表情でシンプルな顔のインコが画面を埋めるシーンがかなりあって退屈した。例えばもののけの木霊はシンプルだがひねりがあった。
夏子の表情はかなり『パプリカ』や『パーフェクトブルー』風味だったり冒頭疎開先の街並みやモブの表情、動きなど明らかに宮﨑駿「でない」テイストの強い画面に動揺した。
やはり宮﨑アニメの魅力は宮﨑駿が手を入れている圧倒的な細部の魅力だったのだということを実感した。
エンドロールではなんだこのダサい歌はと思って絶対誰か覚えて帰ろうと思ってクレジットの映るスクリーンを凝視していた。
大叔父の声(火野正平)、父親の声(木村拓哉)はとても良かった。
鑑賞中なんとなく作品として若い印象があり、次回作はどんなのになるのかなとワクワクしていた。おそらく難しそうだが。
参考URLなど
・「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと|好書好日
book.asahi.com
*1:・謎に包まれたジブリの新作 鈴木敏夫Pに聞いた! www3.nhk.or.jp