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紙のラジオ

だから、読者よ、わたし自身がわたしの書物の内容なのだ。きみが、こんなにも取るに足らない、こんなにもむなしい主題のために時間を使うのは分別のない話ではないか。では、さようなら。

作業日誌:170520 - 同情するなら画材を…/愛の表れとしての仕事

作業日誌

 今日は少しマシな気分で絵に手を入れる。絵を描いていていちばん気にするとよくないのは、絵の具の残りに不安になること、絵筆の消耗、キャンバスがもうないこと…要するに絵を描くための画材が不足すること。これはとても精神に悪い。もちろん足りなくなる前に買うべきなのだが、いつだって十分に買えるような金はない。学生時代は散財してしまうと「このお金でCDが○枚買えたな」などと考えていたけれど、いまは絵の具/キャンバス/筆だ。金持ちになりたいわけではないが、絵を描くのに不自由しないぐらいの画材が自由に買えたらどれくらい幸せだろうか。
 画材といえば現代アートでもおもしろい話があって、絵の具にも高い絵の具と安い絵の具がある。学生時代の村上隆はバイトした金をつっこんでとある青い顔料(とても高級)のそのとき市場に出回るすべてを買い占めて話題になったという話を聞いたことがある。

今日のBGM:Millencolin - Lozin Must Video

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学生時代にepitaph周辺のパンク/メロディックコアバンドをよく聴いたので最近また作業中に聴きなおしている。ビデオの手作りダサさ感はこの時代のパンクにはあたりまえです。

今日の引用:好きなことをするということ - finalventの日記

好きなことをするということ - finalventの日記

 この件について、ひとつだけいつも最初に思うことがある。英語で読んだ本で、子供に向けた本だが、将来、なにをしたらいいかというのに、"love to do"という答えがあった、それをいつも思い出す。

 "love to do"は、単純に好きなことをする、でいいのだが、話のなかでは、"love"の語感を子どもたちに問うていた。簡単にいえば、好きなことをしてそれがあなたの愛の表れになっていること、ということだ。
 あなたの愛の表れとなっていることをしなさい、と。

 でもそれじゃ生きていけないかもしれません、と子供が問い返すと。大丈夫といったふうに答えていた。きっとあなたを大切に思う人が現れます、とも。

 「好きなことをしてそれがあなたの愛の表れになっていること」というのがとてもいい。これは意外に難しい。仕事中にする作業について怒りや不満をもって、しかし効率的に手早く終えることは可能であるかもしれない。しかしそうではないのだと。それが愛の表れになっていること。
 これがセックスにおいても難しいということもある。…というくらい難しい。
 何が難しくさせているのだろうか?

 自分がそれをするときにリラックスしているというのは必要かもしれない。そして自信があること、集中していること…うーん。でも世界に対する愛の行為として仕事ができるというのはとても幸福なことだ。そんな人のことは誰かが助けようとするだろう。確かに。

 昨日絵を描くことは怒りだと書いてしまったが…ちょっとなんとかもうちょっと愛の表れというものを意識してみよう。できないことはないはずだ。たぶん。